婚約破棄直後は目の前が真っ暗で「果たしてこの闇から抜ける日が来るのだろうか、、」と絶望しているかもしれません。
私自身も婚約破棄にあった当時、とても苦しみました。
自分の力だけではどうしようもできない苦しみがある時は、カウンセリングを利用する事をおすすめしします。
この記事は、カウンセリングをもっと身近に感じてもらい、気軽に利用する事を後押しする内容になっています。
- 婚約破棄されて辛い
- 失恋して立ち直れない
暗闇の真っ只中にいると感じる方に是非読んで頂きたい内容になっています。

記事の最後に、私自身のカウンセリング体験も紹介しています。
カウンセリングは既に日常使いする時代に突入している
日本だと「カウンセリング」はメジャーではないですが、一般的に利用されている国もあります。
「海外ドラマや映画では、喧嘩をした夫婦が行きつけのカウンセラーに相談しにいくシーン 」などをよく見かけます。

日本に住む多くの方は、
カウンセリングの存在は知っているけれど、自分とは関係のない世界の事
と感じているかもしれません。
身近な人が利用していないと情報が入らないかもしれませんが、日本でも、もう既に多くの人がカウンセリングを「便利なサービスの1つ」として、日常的に取り入れています。
「ちょっと具合が悪いときに病院に行く感覚」で、「ちょっと心がモヤモヤするときに、カウンセリングを利用する」という時代に既に突入しています。
「カウンセリングにいくほどではない」と思われるような事でも、カウンセリングを利用して心をメンテナンスしている人はたくさんいます。

実はとても気軽なもの。
カウンセリングできる主な場所を3つ紹介
私は初めてカウンセリングを受けようとした時、やみくもに検索したので、「どこのカウンセリングに行ったらよいか?」決めるのに苦労しました。
最近はさらに数が増えているので、予備知識がないと探し出すのが大変です。
以下の記事で、カウンセリングの種類をざっくりイメージしてみて下さい。
1・民間のカウンセリングサービス
1番数が多いのは「民間の有料カウンセリングサービス」です。特に恋愛関係の悩みに向いています。
民間の有料カウンセリングサービスは、あらゆる方法のサービスを網羅しています。
少し前までは、対面のものがほとんどで、都市近郊にしかありませんでしたが、現在はオンラインサービスが普及してきたので、地方の方でも問題なくサービスを受ける事ができます。
方法 | 料金目安 |
対面(1回50分位) | 10000円位 |
オンライン(1回50分位) | 5000円から10000円位 |
電話(1回50分位) | 5000円位 |
テキスト(メールやチャット)(1往復) | 1000円から3000円位 |
レベルの高いカウンセラーだから高いという事はあまりなく、単純にコストに比例した値付けのようです。
2・心療内科や精神科のカウンセリング

心療内科や精神科でもカウンセリングが行なわれています。
病院のカウンセリングでは、何らかの身体的な症状があり病気と診断されれば保険が適用されます。
婚約破棄や失恋直後に相談にいくというよりは、それにより身体的につらい症状(眠れないなど)が続いてしまった場合、治療のために通院するイメージです。
オンラインに対応している病院もありますが、ほとんどは対面でのカウンセリングになります。
3・自治体の悩み相談窓口

多くの自治体では、悩み相談窓口を設けています。
「お金の悩み」「DV」など何かに特化した相談窓口もありますが、家庭や仕事、健康の事など市民の悩みの広く受け付ける相談窓口もあります。
自治体のサービスなので無料なのが、嬉しいですね。
少し心配なのは、地元だと相談員が顔見知りの可能性がある事です。

地方だと、役所の人間が、だいたい知り合いだったりする。
対面や電話などがメインで、オンラインはまだ普及していません。
カウンセリング方法は4パターン
カウンセリングは対面に限らず色々な方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
1・対面でのカウンセリング
昔から行われているのは、対面でのカウンセリングです。個室でカウンセラーと一対一で話します。
対面だと、カウンセリングの空気を肌で感じる事ができます。
臨場感があって相手の言葉にも重みを感じる事ができ、上手に悩みを伝えられなくても、気持ちを察してもえらます。
「一緒に過ごす事」で言葉にしなくても伝わるものがあります。
カウンセリングをする場所に足を運ぶ必要があるため、基本的に自分が行ける範囲に限られます。地方だと、数が少なく見つけるのが難しいでしょう。
初めてカウンセリングを訪れ、初対面の人に悩みを打ち明けるのは少し緊張しますね。
ですが、門をくぐる勇気さえあれば、あとは話を聴くプロのカウンセラーにまかせれば大丈夫です。
2・オンラインでのカウンセリング
オンラインでのカウンセリングは、コロナの影響もあり急増しています。
オンラインでのカウンセリングのメリットは、時間と場所を選ばない事です。自宅に居ながら好きな時間に(夜中でも!)カウンセリングを受けることが可能です。料金も対面に比べ少し安い傾向です。
オンラインでのカウンセリングは、対面に比べ臨場感に欠けます。
同じ言葉でも対面の方が胸に刺さる、肌で感じるものがあります。。
自宅でカウンセリングが受けられるのはメリットですが、実家に住んでる場合、家族に気を使いながら、部屋に隠れて受けなくてはいけません。
また安定したネット環境も必須です。

接続がブツブツ切れたら、イライラしてカウンセリングどころではない。
3・電話でのカウンセリング
電話でのカウンセリングも、「電話相談」という名で昔から存在しています。
電話でのカウンセリングは、会話のみで行われるため相手に気を遣わず、なんでも話しやすいのがメリットです。
料金も対面やオンラインカウンセリングより安価です。
オンラインと同様に時間と場所を選びませんが、やはり実家暮らしだとやりずらいかもしれません。
また電話なので、ネット環境は不要です。
相手の顔が見えないので、言葉以上のものを感じとってもらえません。
日本は、ハイコンテキスト文化といわれ、日本人は言語以上の情報を相手の表情や動作から読み取ります。声色もその一つですが、対面と比べると伝わる情報量が少なくなります。

気持ちを言葉で伝えるのが苦手な人には向いていない。
4・テキスト(メールやチャット)でのカウンセリング
メールやチャットなど、テキストでのカウンセリングも存在します。
テキストでのカウンセリングのメリットは、安さと手軽さです。友達にラインをする感覚で気軽に相談することができます
相手に伝える情報がテキストだけなので、「自分の気持ちを伝える」のも、「カウンセラーの言葉を理解する」のもとても難しいです。

友達同士ですら、ラインで誤解を招くことがある。
カウンセリングを受けたい位、気持ちが混乱している時に、上手な文章で説明するのは余計難しいです。
またカウンセラーが真剣に考えたメッセージでも、テキストで見ると「当たり障りのない定型文をもらった」と感じるかもしれません。
カウンセリングで、できる事

カウンセリング目的は、
- 自分の内なる思いを全て吐き出す
- 自分の気持ちに気付き、整理する
の2つです。カウンセラーは、相談者の悩みをサウンドバックとなって受け止めてくれます。カウンセリング業界では、これを「傾聴する」と表現するようです。
自分の全てを傾聴のプロにきいてもらう事にお金を払う価値があります。
カウンセリングで、できない事
カンセリングは、基本的に話をきいてもらう場所です。
悩みの原因に対し、何かしらの答えが提示されるような事はありません。何か答えをもらえる事を期待していくとガッカリするかもしれません。
アドバイスの多くは、「心の在り方」などに関するものです。
(心療内科や精神科など病院の場合は、症状に対して具体的な治療が行われます。)
カウンセラーはどんな人?無資格でも大丈夫?

カウンセラーとは一体どんな人でしょうか?
得体が知れないので、「ちょっと怪しい」と思っている人もいるかもしれません。
無資格でもカウンセラーを名乗れる
カウンセラーを名乗るのには資格は必要ありません。
誰でも「カウンセラー」を名乗ることができます。
かといって「信用できない職業」な訳ではなく、ほとんどの人が、カウンセリングの勉強した上で働いています。
資格が必要ないため、カウンセラーは人によって、知識量に差があります。

〇〇専門のカウンセラーとは、○○のカウンセリングに自信があるという意味
山ほどあるカウンセラーの資格
カウンセラー関係の資格は複数あり、難易度にもかなり差があります。特に講座を受けるだけでももらえる難易度の低い資格は山ほどあります。(今後も増えそう。。)
難易度 高 | 臨床心理士、公認心理士(大学や大学院で必修科目を履修、試験に合格) |
難易度 中 | 認定心理士(大学で必修科目を履修、試験なし) |
難易度 低 | メンタル心理カウンセラー、メンタルケアカウンセラー、行動心理士、うつ病アドバイザーなど |
カウンセラーのレベルは、難易度の低い資格 < 経験
民間サービスのカウンセラーが、臨床心理士のように難易度の高い資格をもつ事はめずらしく、ほとんどの場合、難易度が低い資格の保持者だと思います。
難易度の低い資格の有無は、さほど重要ではありません。経験や資質の方が実際のカウンセリングスキルに影響します。
またカウンセリングは、「すばらしいカウンセラーに出会う」事より、「カウンセラーの前でどれだけ自分をさらけだせるか?」の方が、カウンセリングに重要な部分だったりします。
どんな資格を持っているかはあまり気にする必要はありません。
カウンセラーの選び方【事前リサーチは難しい】
カウンセラー情報は、口コミなどが少なく、あったとしても本当に信頼できるものか微妙で、事前にリサーチするのは難しいです。
- 料金
- 場所
- 顔写真
- 自己紹介文
などを参考に、「なんとなくこの人がいいかな」と思えた人を選べばよいと思います。
私のカウンセリング体験談
私は「婚約中、彼との関係が上手くいかない事」に悩んでいて、カウンセリングを利用しました。
それまでカウンセリングを利用した事はなく初めての経験でした。

カウンセリングを受けたきっかけ
婚約破棄に至る前、結婚に迷いを感じていそうな彼の態度に不安になり、
「このままでは婚約破棄をされるんではないか?」
と1日中考えていました。(最終的には、婚約破棄されました)
検索しても答えがない、、
このままでは頭がおかしくなってしまう。。
自分ではどうすることもできない現状に苦しみ、「カウンセラーに相談する事」を思いつきました。
最初に述べたようにネットでやみくもに検索し、値段とカウンセラーの写真をみて、「なんとなくいいかな」と感じた民間のカウンセリングサービスに予約をしました。
カウンセリングの料金と場所
恵比寿にあるマンションの一室で、50分相談をしました。料金は5000円で、当時でも安価な方だったと思います。
カウンセラーは30代位のキレイで優しそうな女性でした。

「この人に話したい」と思う人を自分の直観で選ぶ事も大事。
実際にカウンセリングで話した事
カウンセリングでは、「結婚が決まっているが彼がまだ迷っているようで、毎日不安でしょうがない」と伝えました。
話しているうちに涙が止まらなくなり、たくさん泣きました。
カウンセリングを受けた感想:行ってよかった
カウンセラーは話をきいてくれるだけで、「こうすれば彼との関係が修復できる」というような、解決策の提案などはありませんでした。
た。

カウンセリング後「話をきいてもらう場所なんだ」という事を理解。
特に解決策を教えてもらったわけではないですが、自分のモヤモヤを全て吐き出す事で、頭が整理でき落ち着く事ができました。
「人前で全てをさらけ出して泣く」という作業が当時の自分には必要だったと思います。
「あの時カウンセリングに行って良かった」と今でも思っています。
5000円という料金が妥当かどうかはわかりませんが、コスパは気にしていません。
まとめ:カウンセリングは気軽に利用できる
私は幸いな事に婚約破棄以降、落ち込むような事が現在までなかったので、まだ人生で1度しかカウンセリングを利用していません。
ですが、今後もし何か嫌なことがあったら迷いなく利用するつもりです。
介護ストレスで病んでいた母にもカウンセリングを勧めた事があります。
母から「話だけ聞いてほしい」と会うたびに、「介護の辛さを全力でぶつけられる」のに、私自身もストレスを感じていました。

辛いのは分かるけど、私は愚痴をきくサンドバッグじゃない。。
つらい事があったとき、もちろん周囲の人に相談しますが、彼らは傾聴のプロではないし、自分が期待していた反応をもらえない事もあります。
辛い時は、プロの仕事に頼ってみるのも1つの選択肢として、是非頭に入れておいてほしいです。
あらゆる傷は時間が経てばいつか癒えますが、「早い段階で吐き出す作業をして気持ちを整理をする」と、より早く立ち直ることができます。

心のメンテナンスに、気軽にカウンセリングを!